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検索キャンペーンで使える入札戦略|目的別に最適な選択肢とは?

Microsoft 広告で使用できる入札戦略は、キャンペーンの種類に応じて複数の選択肢があり、各設定した戦略によりキャンペーンの成果に大きな影響が生まれます。 本記事では、検索キャンペーンで利用できる入札戦略の特徴を整理し、目的等に応じてどの戦略を選ぶべきかを解説します。

目次

検索キャンペーンで使用できる入札戦略

入札戦略特徴活用シーン
拡張クリック単価(eCPC)手動入札をベースに自動調整少額予算でクリック効率を高めたい場合
クリック数の最大化予算内でできるだけ多くのクリックを獲得新規キャンペーン開始時に有効
コンバージョン数の最大化予算内でコンバージョン数を最大化成果データが一定数ある場合
コンバージョン値の最大化売上や収益を最大化ECや高単価商品の場合に有効
目標インプレッションシェア特定の掲載順位やシェアを確保ブランド認知や競合対策に有効

2025年8月以降の重要な変更点

  • 「目標コンバージョン単価(tCPA)」と「目標広告費用対効果(tROAS)」は新規設定不可
  • 代替として「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン値の最大化」を利用
  • 運用開始時に推奨される戦略:
    1. 一般キャンペーン → クリック数の最大化
    2. 旧tCPAキャンペーン → コンバージョン数の最大化
    3. 旧tROASキャンペーン → コンバージョン値の最大化

Microsoft広告としては、コンバージョン数の最大化やコンバージョン値の最大化を通じて、広告主にできるだけ多くの予算を消化してもらいたいのかもしれません。

効果的にコンバージョンを獲得するため、コンバージョンを安定的に獲得できるようになったら、「目標CPA(ROAS)」を設定してパフォーマンスを管理しましょう。

・運用目的に応じた推奨の入札戦略

1 一般キーワードで認知拡大:クリック数の最大化

貴社商品の認知拡大を目的とする場合は、入札戦略「クリック数の最大化」が最適です。上部インプレッションシェアを高め、安定したクリック数とCTRを提供してくれます。一方で、上部インプレッションを獲得するために平均CPCが高騰する可能性があること、また、コンバージョンの獲得には不向きなので注意しましょう。

2 指名キーワードで広告運用:目標インプレッションシェア

貴社ブランド名で他社にクリックを奪われたくない場合は、入札戦略「目標インプレッションシェア」が最適です。上部インプレッションシュア率を高く設定して、貴社キーワードで検索されたときに貴社広告が上位に表示されるようにすることで、他社広告にクリックを奪われることを避け、安定したパフォーマンスを獲得することが期待できます。指名ワードの場合、一般的に平均CPCは安く抑えることができますが、一般キーワードで「目標インプレッションシェア」を使用すると、CPCが高騰する可能性がありますので注意しましょう。

3 コンバージョン数の獲得:コンバージョン数の最大化

お問い合わせや資料請求など、コンバージョン数の獲得を目標とする場合は、入札戦略「コンバージョン数の最大化」が最適です。システムにより、

4 最終コンバージョン収益値の獲得:コンバージョン値の最大化

5 全ての目標に対応する戦略:拡張クリック単価

・運用開始時期に応じた推奨の入札戦略

1 広告配信直後:クリック数の最大化、拡張クリック単価、目標インプレッションシェア

2 CV数を安定して獲得後:コンバージョン値の最大化、コンバージョン数の最大化

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この記事を書いた人

広告運用コンサルタントとしての実務経験をもとに、マイクロソフト広告の配信パフォーマンス改善に特化したブログを配信。広告運用の「なぜ?」を解きほぐす現場目線のリアルなノウハウを届けます。

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