Microsoft広告が2025年6月に発表した最新アップデートでは、レポート機能の刷新、Performance Maxのオークション仕様変更、Google/Metaインポート機能の強化、Shopify連携の拡大など、広告運用に役立つ改善が多数含まれています。本記事では、マイクロソフト広告を使用する広告主・代理店向けに、実践的なポイントを日本語でわかりやすく解説します。
目次
カスタムレポートビルダー登場で分析が柔軟に
- 新しいレポートホーム画面 よく使うレポートやおすすめテンプレートにすばやくアクセス可能。
- カスタムレポートビルダーの主な機能
- 指標の選択・フィルター・デバイスやオーディエンス別に細分化
- レポートの保存・スケジュール配信が可能
- 自社のKPIに合わせた柔軟な分析が可能に
Performance Max(PMax)キャンペーンの仕様変更と強化
- オークション優先順位の変更 同一アカウント内でPMaxと通常のショッピングキャンペーンが同じ商品をターゲットにしている場合、PMaxが自動優先されるのではなく、通常の広告ランクに基づく配信へ変更。
- 新機能・改善点
- スクリプト・自動ルール・アセットグループのコピー対応
- コンバージョン診断タイルの追加(例:UETタグの不一致警告)
- 新規顧客獲得目標(β版)も引き続き提供中
- 成果データ 米国におけるPMaxキャンペーンは、通常のショッピングキャンペーンと比較してコンバージョン率が39%向上。
Google・Metaインポート機能の強化
- カルーセル広告の画像をオーディエンス広告としてインポート可能に Google 広告やMeta 広告で使用していたカルーセル広告の最初の画像を、Microsoft 広告に活用可能。
- インポート時の問題に対する「即時修正提案」機能も追加予定 インポートエラーの原因と対処法がすぐに表示され、設定の手間を軽減。
Shopify連携がさらに拡大
- Microsoft チャネルアプリがより多くの国で利用可能に 日本を含む欧州・豪州などでも利用可能に。Shopifyストアから直接Microsoft広告に接続可能。
- PMaxキャンペーンをShopify内で作成・管理可能 商品カタログの同期、Bing/MSN配信面での商品リスティング広告配信が簡単に。
広告運用の「効率化」と「柔軟性」が進化
今回のアップデートは、レポート分析・キャンペーン管理・インポート作業・EC連携など、広告運用のあらゆる場面で役立つ機能が揃っています。特にカスタムレポートビルダーとPMaxの仕様変更は、成果改善の鍵となるでしょう。
